2006年04月22日

WPJ3 決勝を振り返る

あれからもう二週間が立ちました。最初のネタはやはりこれです。

ブラインド 900-1800 (アンティ 200) のラウンドの最後 (つい直前時計が鳴りました)、私は BB です。ここで BB を迎えたことは大きな意味を持ちます。次のブラインドは 1500-3000 (アンティ 300)、即ち私のチップ量の約一割にあたる 1300 点を得したことになります。少し前の 2 ゲーム、KJo 88 を少考したこと (どちらもフォールド) が自分の首を絞めることになるかと思っていただけに、これは大きいです。

チップ状況は awk 氏がたくさん、serie 氏と otonn 氏が中ぐらい、そして私 yutaka が 12000 点から 14000 点ぐらい、bert 氏と arata 氏が 5000 点から 7000 点ぐらいです (席順は私の左から otonn、awk、bert、serie、arata)。チップ量を正確に覚えていないのは残念ですが、いずれにせよ次のブラインド 1500-3000 の一周で bert 氏と arata 氏が飛ぶ可能性がそれなりにあり、入賞は四位からなので、彼らの約二倍のチップ量を持っている私は一番勝負したくない状態です。

そういうわけで大抵の手は降りようと思っていました。awk 氏が三倍レイズ、その他全員フォールドで、私まで回ってきましたが、スチールの可能性が高い (BB が最もチップを失いたくない私、休憩直前という状況が可能性を高めています) とはいえ、QQ 程度ならたぶん降りていたと思います。

しかし、私の番まで待って覗いた手札は AA。参りました。参っているうちにだんだん笑いが込み上げてきました。その日二回目の冷静でなくなった瞬間です (一回目は KK で負けた時)。

これは降りるべきなのか? しかし、良くある AA を降りるという話とは状況が違う。残り 6 人で 2 人飛びを待つというのは、1 人飛びを待つのとも多テーブルで 2 人飛びを待つのとも異なり、非常に危うい。そもそも、AA に関する過去のいくつかのクイズで、もし自分がこういう状況に遭遇したら、一回目は突っ込もうと思っていたよなあ。

以上のようなことを考えて (冷静でない時の思考なので後付けの部分もあるかもしれません)、結局誰に言うともなく「最後に難しい問題を出しますね」と呟いてレイズオールインしました。これがいけなかったのでしょう。私は「このラウンドの最後」という意味で言ったのに、猛獣に憑いているポーカーの神様が誤解なさったのか、即座にコールした猛獣の 99 に対してフロップに 9 が出ました。猛獣の 99 を見て手が入っていたかと天井を見上げて視線をテーブルに移した時には、もう 9 が出ていました。でも誰も何も発しません。あれ、そこに出ているのは 9 じゃないの? どうして誰も何も言わないの? と思っているうちにリバーまで出てあっさり終了です。ふらふらと席を立った私に呼び止める声はかからなかったので、やはりそれは 9 のセットでした。

あれから今までの間に何人かの人に意見を聞きましたが、降りると言った人はいませんでした。だからしょうがないといえばしょうがないのかもしれませんが、唯一の後悔は、もっと真剣に考えるべきだったということです。serie 氏には十分考えていたと言われましたが、考えていたのは上に書いたようなあまり大したことではありません。また、コールすればという話もありましたが、状況的にレイズオールインとコールの差はほとんどないと思っています。

他にいっぱいミスプレイしているし、たまたま最後に飛んだ手が AA でたまたまセットに負けただけで、この手だけを取り立てて言うことはないのでしょうが、やはり非常に残念な思いでいっぱいでした。正直言って、bert 氏が otonn 氏にチェックレイズを食らってチップを放出した時は、これはチャンスだと思っていましたが、甘かったです。

ちなみに、ICM (Indepenent Chip Model) でざっと計算すると、チップ状況が正確に分からないので概算ですが、勝率約 60% から 65% 以上でオッズが合うので勝負は正解と出ました。また、私は入賞しさえすればいいと思っていたので、正しい仮定かどうか分かりませんが一位から四位のプライズを同額として ICM で計算すると、close decision となりました。さらに、ICM とは別に自己流の確率計算 (一周の間にショートスタックが飛ぶ確率が 1/2 ずつ等怪しげな仮定を置く) をしましたが、微妙な感じです。機会があればもう少しちゃんとした計算をしてみたいと思います。
posted by Y at 18:48| Comment(6) | TrackBack(1) | ポーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
otonnです、こんにちは。

AAの場面、丁度席を外していたので雰囲気とかがわからないのが残念です。

あの状況でAAを降りるのは、かなりの覚悟が必要だと思います。
それはおそらく
 ショートスタックがブラインドを凌いで生き残り、
 結局自分が6位で終了してしまったとしても、
 AAで行っておけば。。。と後悔しない
という覚悟だと思います。

今の自分にはまだその覚悟は持てません。
だからきっとノータイムで突っ込んでしまいますね。。
Posted by otonn at 2006年04月25日 14:12
otonn さん、いらっしゃいませ。

そうですね。他の何人かからもほとんど同じ内容を言われました。ただ、あの時の思考状態は普通でなかったので、私がどう思ってオールインしたかは分かりません。一つ覚えているのは「みんながトイレに行っている間にオールインしよう」と思ってオールインしたことです。負ける予感だったのかもしれません。
Posted by Y at 2006年04月25日 22:42
もし、本当に降りていたらどういう展開になっていたでしょうか。チップ量4位ですよね。次のラウンドでは、BertとArataさんはどうしようもない状態なので、ほんと運を天に任せることになる。チップ量から行くとたぶん豊かは有利なのでしょう。でも、豊かが5割、あとの二人が2.5割づつ位の感じで4位入賞でしょうね。それとこのAAとの比較ということになるでしょう。結果として、もし、4位に入れなかったとき、やはり、AAで行っておけばと後悔することを考えると、やはりここは行って正解なのではないでしょうか。。
Posted by Bert at 2006年04月30日 14:24
Bert さん、こんにちは。

コメントありがとうございます。やはりそういう議論になりますよね。いずれにせよ、良い経験になりました。
Posted by Y at 2006年05月02日 19:25
例のシリーズを久々に更新しました。
現実的なショートスタックの振る舞いのモデルをいろいろ考えるのは楽しそうですね。それを最適化して行くと何か見えてくるものが出てきそうです。
Posted by at 2006年05月04日 00:48
吠さん、こんにちは。

例のシリーズ、楽しませていただいています。これからもよろしくお願い致します。
Posted by Y at 2006年05月05日 23:18
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